今年の5月7日付で発行した「モノグラフ」第17号に掲載した2つの論文をアップしました。森章司の【論文23】「原始仏教聖典にみる釈尊と仏弟子たちの一日」、同じく森章司の【論文24】「迦絺那衣(kaṭhina)の研究」です。
なお「モノグラフ」第17号は、それまで17年もの長きに亘って中央学術研究所の研究事業の一環として位置づけていただいていたこの研究が、平成22年(2010年)12月1日をもって新しく発足させた「釈尊伝研究会」を中央学術研究所が外部から支援してくださる形に変わった、新態勢としての最初の「モノグラフ」です。
といいましても従来どおり研究報告書は「『中央学術研究所紀要』モノグラフ篇」として発行していただいておりますし、「釈尊伝研究会」は今まで通り研究室やパソコン、図書などを以前と変わりなく使わせていただいています。端的にいえば今まで専従者(嘱託職員)を1名とアルバイトを1名雇用していただいていましたが、それがなくなったということと、研究代表者や研究分担者がいただいていた研究費や海外研究費・図書購入費などの補助がなくなったというにすぎません。
したがってこの「釈尊伝研究会」も、今まで通り代表者の筆者と金子芳夫、岩井昌悟、本澤綱夫の4人が中心メンバーで、新しく作った「釈尊伝研究会内規」には「会員の総意に基づいて新たな会員を加えることができる」としてありますが、殊更に参加を呼びかけることをしておりませんので、これまで縁のあった石井照彦、仙仁晶、畑中茂の3君をメンバーに加えたに過ぎません。
ということで、これからも研究成果が出た都度に「モノグラフ」を刊行して参ります。よろしくご指導下さい。
なお掲載した論文は、「総目次」あるいは「論文」から、当該論文の目次・概要ページを開いていただき、右上の「本文を見る」をクリックしていただくとpdfファイルが開きます。