<年齢別記事一覧>

〔1〕5歳 
〔2〕7歳 
〔3〕8歳 
〔4〕9歳 
〔5〕10歳  
〔6〕12歳  
〔7〕13歳  
〔8〕14歳  
〔9〕15歳  
〔10〕16歳  
〔11〕17歳  
〔12〕18歳  
〔13〕19歳  
〔14〕20歳  
〔15〕24歳  
〔16〕25歳  
〔17〕29歳  
〔18〕30歳  
〔19〕31歳  
〔20〕35歳  
〔21〕36歳  
〔22〕40歳  
〔23〕50歳  
〔24〕70歳  
〔25〕79歳  
〔26〕80歳  
〔27〕90歳 
〔28〕100歳 
〔29〕120歳 
〔30〕126歳 
〔31〕160歳 
〔32〕dāraka(少年) 
〔33〕kumāra, kumārī(童子、童女) 
〔34〕viññutā(分 別のつく〔年齢〕) 
〔35〕māṇava(ka), māṇavikā(青年婆 羅門、青年婆羅門女) 
〔36〕dahara(年若い) 
〔37〕paṭhama-vaya(青年期) 
〔38〕taruṇa(幼い) 
〔39〕jiṇṇo vuddho mahallako addhagato vayo anuppatto
   (年老い、年長け、高齢にして、晩年である老衰に達している) 
〔40〕buḍḍha, vuḍḍha(老いた) 
〔41〕童子・童女・童年 
〔42〕幼・幼少・幼稚・幼年 
〔43〕年漸長大・年紀漸長・漸漸長大...(長...) 
〔44〕小年・少年・少女 
〔45〕年少  
〔46〕少壮 
〔47〕成立 
〔48〕年大  
〔49〕壮盛・盛壮・盛年  
〔50〕老・老邁  
〔51〕年邁 ・朽邁 


 <項目別記事一覧>

〔1〕就学 
〔2〕遊学 
〔3〕学業の修了 
〔4〕就業 
〔5〕結婚 
〔6〕男盛り・働き盛り  
〔7〕即位関連 
〔8〕出家 
〔9〕隠棲 
〔10〕沙弥・沙弥尼 
〔11〕式叉摩那 
〔12〕比丘・比丘尼 
〔13〕ある悟り
〔14〕須陀洹果(預流果)  
〔15〕斯陀洹果(一来果)  
〔16〕阿那含果(不還果)  
〔17〕阿羅漢果(無学果)  
〔18〕老熟 
〔19〕死没 

キーワード:

就学 結婚 出家 死没 ライフステージ 標準年齢 平均年齢 原始仏教聖典


 本資料集は「モノグラフ」第1号に掲載した【資料集1-1】「原始仏教聖典に見られる年齢記事一覧[I]--"Jātaka-aṭṭhakathā"篇」の続編であって、[I]は「"Jātaka-aṭṭhakathā"編」と副題を付したとおり、調査対象を"Jātaka-aṭṭhakathā"に限定したものであるが、本篇は「原始仏教聖典」を調査対象としたものである。これには副題を付さなかったことが物語るように、本来はこれが正編であって、前者は続編であるべきものが、順序が逆になった。"Jātaka-aṭṭhakathā"はかなりパターン化が進んでいて整理しやすかったが、原始聖典の方は整理しにくく、そこで自然と"Jātaka-aṭṭhakathā"の方が先になってしまったのである。
 ここで「原始仏教聖典」というのは、パーリのニカーヤとヴィナヤおよび漢訳の阿含経と諸律をさすが、その詳細は本モノグラフ第1号に掲げた【論文1】「『原始仏教聖典資料による釈尊伝の研究』の目的と方法論」中の末尾に掲げた「本研究が主資料とする原始仏教聖典一覧」を参照されたい。ここに示されたものが、本資料集の調査対象としたものである。ただし『根本有部律』の因縁譚には数多くの説話が含まれているが、原則として過去世の物語は本資料から除外されている。
 本資料集は3部構成になっている。「年齢別記事一覧」と「項目別記事一覧」は[I]と同様であるが、このほかに「参考記事一覧」が付されている。阿羅漢になるのは年齢に関係はないから、決して「ライフステージ」としての標準があるわけではないが、しかし何らかの参考になりうるものと考えて、このような記事を集めたものである。なおこの部分は、生理年齢別とともに法臘年別にも示し、この他に「人寿を100歳とする資料」なども紹介した。