森 章司
(もり しょうじ 研究代表者 東洋大学名誉教授 中央学術研究所講師)
昭和13年、三重県生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒業、東洋大学大学院文学研究科仏教学専攻博士課程修了。博士(文学・東洋大学)
<主要著編書>
『仏教比喩例話辞典』(東京堂出版 昭和62年6月、国書刊行会 平成17年6月復刊)
『国語のなかの仏教語辞典』(東京堂出版 平成3年9月)
『戒律の世界』(北辰堂 平成5年5月)
『原始仏教から阿毘達磨への仏教教理の研究』(東京堂出版 平成7年3月)
『初期仏教教団の運営理念と実際』(国書刊行会 平成12年12月)
『仏教的ものの見方--仏教の原点を探る』(国書刊行会 平成13年1月)
『仏教がわかる四字熟語辞典』(東京堂出版 平成20年7月)
<この研究に関連する論文・資料集>
「『原始仏教聖典資料による釈尊伝の研究』の目的と方法論」(『モノグラフ』第1号 平成11年7月)
「原始仏教時代の暦法について」(『モノグラフ』第1号 平成11年7月)
「釈尊の出家・成道・入滅年齢と誕生・出家・成道・入滅の月・日」(『モノグラフ』第1号 平成11年7月)
「仏伝諸経典および仏伝関係諸資料のエピソード別出典要覧」本澤綱夫・岩井昌悟と共著(『モノグラフ』第3号 平成12年9月)
「由旬(yojana)の再検証」本澤綱夫と共著(『モノグラフ』第6号 平成14年10月)
「原始仏教聖典におけるバラモン修行者──jaṭila(螺髻梵志)とvānaprastha(林住者)──」(『モノグラフ』第7号 平成15年11月)
「摩訶迦葉(Mahākassapa)の研究」本澤綱夫と共著(『モノグラフ』第9号 平成16年5月)
「Mahāpajāpatī Gotamī の生涯と比丘尼サンガの形成」本澤綱夫と共著(『モノグラフ』第10号 平成17年4月)
「提婆達多(Devadatta)の研究」本澤綱夫と共著(『モノグラフ』第11号 平成18年10月)
「コーサラ国波斯匿王と仏教---その仏教帰信年を中心に」(『印度哲学仏教学』第21号 北海道印度哲学仏教学会 平成18年10月)
「釈尊のサンガは存在したか---『現前サンガと四方サンガ』序説」(『福田亮成先生古稀記念 密教理趣の宇宙』智山学報・第56輯 智山勧学会 平成19年3月)
「『現前サンガ』と『四方サンガ』」(『東洋学論叢』第32号 東洋大学文学部 平成19年3月)
「『仏を上首とするサンガ』と『仏弟子を上首とするサンガ』」(『モノグラフ』第13号 平成20年3月)
「『釈尊のサンガ』論」(『モノグラフ』第13号 平成20年3月)
「パーリ仏典に見るjanapadaとraṭṭha」金子芳夫と共著(『モノグラフ』第13号 平成20年3月)
「遊行と僧院の建設とサンガの形成」(『モノグラフ』第14号 平成21年5月)
「釈尊雨安居地伝承の総括的評価」(『モノグラフ』第14号 平成21年5月)
「コーサンビーの仏教」本澤綱夫と共著(『モノグラフ』第14号 平成21年5月)
「サンガにおける紛争の解決と犯罪裁判」(『モノグラフ』第16号 平成22年1月)
「紛争解決法としての多数決とその理念」(『モノグラフ』第16号 平成22年1月)
「原始仏教聖典などにみる就学・結婚などの平均年齢」中島克久と共著(『モノグラフ』第16号 平成22年1月)
「原始仏教聖典にみる釈尊と仏弟子たちの一日」(『モノグラフ』第17号 平成24年5月)
「迦絺那衣(Kaṭhina)の研究」(『モノグラフ』第17号 平成24年5月)
「サンガと律蔵諸規定の形成過程」(『モノグラフ』第18号 平成25年11月)
「サンガへの遺言の書としての『涅槃経』と結集」(『奥田聖応先生頌寿記念インド学仏教学論集』奥田聖応先生頌寿記念論集刊行会編 佼成出版社 平成26年3月)
金子 芳夫
(かねこ よしお 研究分担者 中央学術研究所客員研究員)
昭和23年、東京都生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒業、東洋大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。修士(文学)
<共著(校註分担者)>
『新国訳大蔵経 長阿含経Ⅰ』(大蔵出版 平成5年8月)
『新国訳大蔵経 長阿含経Ⅲ』(大蔵出版 平成7年3月)
<主要論文>
「梁武帝の仏性理解」(『宗教研究』第65巻第4輯 通巻No.291、平成4年3月)
「大乗涅槃経に於ける如来蔵の譬喩」(『印度学仏教学研究』第42巻第1号、1993.12)
「仏性難見の十喩にみられる個性化の過程」(『東洋学研究』第33号、平成8年3月)
「如来蔵経の九喩とその個性化過程」(『中央学術研究所紀要』第27号、平成10年12月)
「仏教教育---'智慧'と'慈悲'と'いのち'」(財団法人庭野平和財団『平和と宗教』第19号、平成5年12月)
<この研究に関連する論文・資料集>
「原始仏教聖典の仏在処・説処一覧──マガダ国篇」(『モノグラフ』第 2号 平成 12 年 7 月)
「原始仏教聖典の仏在処・説処一覧──祇園精舎(経蔵)篇 」(『モノグラフ』第 4号 平成 13 年 11 月)
「原始仏教聖典の仏在処・説処一覧──祇園精舎(律蔵)篇 」(『モノグラフ』第 5号 平成 14 年 5 月)
「原始仏教聖典の仏在処・説処一覧── コーサラ国篇」(『モノグラフ』第8号 平成 16 年3 月)
「パーリ仏典に見る janapadaと raṭṭha」森章司と共著(『モノグラフ』第 13 号 平成 20 年 3 月)
「原始仏教聖典の仏在処・説処一覧── その他国篇」(『モノグラフ』第 15 号 平成 21 年 10月)
中島 克久
(なかしま かつひさ 平成18年まで研究分担者 中央学術研究所所員)
昭和37年、島根県生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒業
<この研究に関連する論文・資料集>
「原始仏教聖典に見られる年齢記事一覧[Ⅰ]−−" Jātaka-aṭṭhakathā "篇」(「モノグラフ」第1号 平成11年7月)
「原始仏教聖典に見られる年齢記事一覧[Ⅱ]」(「モノグラフ」第6号 平成14年10月)
「古典インド法典類の年齢記事資料──幼児期の浄法(saṃskāra)と住期(āśrama)を中心に──」(「モノグラフ」第9号 平成16年5月)
「本縁部経典に見られる年齢記事一覧」(「モノグラフ」第10号 平成17年4月)
「原始仏教聖典などにみる就学・結婚などの平均年齢」森章司と共著(「モノグラフ」第16号 平成22年1月)
岩井 昌悟
(いわい しょうご 研究分担者 東洋大学文学部准教授 中央学術研究所客員研究員)
昭和44年、千葉県生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒業、東洋大学大学院文学研究科仏教学専攻博士課程修了。ドイツ国マールブルク大学留学。博士(文学・東洋大学)
<主要論文>
「あたかも力ある人が曲げた臂を伸ばすか、伸ばした臂を曲げるように」(『東洋学論叢』第33号 東洋大学文学部紀要インド哲学科篇 平成20年3月)
「マーラの變容─死魔から他化自在天へ」(『印度学仏教学研究』第58巻 第1号、平成21年12月)
「パーリ十六慧と北伝「〜慧者」リストの対応関係」(『日本仏教学会年報』第73号、平成20年7月)
「一世界一仏と多世界多仏」(『東洋学論叢』第36号 東洋大学文学部 平成23年3月)
「今は無仏時代か有仏時代か─仏の遺骨と生きている仏」(『東洋学論叢』第37号 東洋大学文学部 平成24年3月)
「菩薩の信(saddhā)について─仏もまた過去仏の仏弟子か」(『日本仏教学会年報』第78号 平成24年7月)
<この研究に関連する論文・資料集>
「仏伝諸経典および仏伝関係諸資料のエピソード別出典要覧」森章司・本澤綱夫と共著(『モノグラフ』第3号 平成12年9月)
「原始仏教聖典に記された釈尊の雨安居地と後世の雨安居地伝承」(『モノグラフ』第6号 平成14年10月)
「『仏説十二遊経』の仏伝伝承──成道後12年間の雨安居地を中心にして」(『モノグラフ』第7号 平成15年11月
「「半座を分かつ」伝承について」(『モノグラフ』第9号 平成16年5月
「マンクラ山──釈尊の第6年雨安居伝承地──について」(『印度学仏教学研究』第53巻第1号 日本印度学仏教学会 平成16年12月)
「原始仏教聖典における釈尊の雨安居記事」(『モノグラフ』第10号 平成17年4月)
「舎利弗の入滅をめぐる諸伝承について」(『印度学仏教学研究』第54巻第1号 日本印度学仏教学会 平成17年12月)
「阿難以前の侍者伝承と雨安居地伝承」(『モノグラフ』第11号 平成18年10月)
「ヴェーサーリー疫病譚──諸伝の差異とその意図」(『印度学仏教学研究』第55巻第1号、日本印度学仏教学会 平成18年12月)
「Visākhā Migāramātā 関係資料」本澤綱夫・カタプンニョー比丘と共著(『モノグラフ』第12号 平成19年4月)
「Paṭhamasambodhi第14章Parinibbānakathā訳注研究(1)」(『東洋学論叢』第34号 東洋大学文学部 平成21年3月)
「釈尊雨安居地伝承の検証」(『モノグラフ』第14号 平成21年5月)
「Paṭhamasambodhi第14章Parinibbānakathā訳注研究(2)」(『東洋学論叢』第35号 東洋大学文学部 平成22年3月)
「チュンダの施食─Paṭhamasambodhi第14章Parinibbānakathā訳注研究(3)」(『東洋学論叢』第38号 東洋大学文学部 平成25年3月)
本澤 綱夫
(もとざわ つなお 研究分担者)
昭和10年、京都府生まれ。東京大学経済学部卒業。川崎製鉄株式会社勤務を経て、東洋大学大学院文学研究科仏教学専攻修士課程修了。修士(文学)
<主要論文>
「徒然草の戒律観」(『仏教文化研究所研究年報』文学編 第四集、平成12年12月)
「~研究ノート~『今昔物語集』天竺部出典考(一)」(『仏教文化研究所研究年報』文学編 第九集、平成15年6月)
「~研究ノート~『今昔物語集』天竺部出典考(二)」(『仏教文化研究所研究年報』文学編 第十三・十四合冊、平成17年12月)
「~研究ノート~『今昔物語集』天竺部出典考(三)」(『仏教文化研究所研究年報』文学編 第十八集、平成21年6月)
<この研究に関連する論文・資料集>
「仏伝諸経典および仏伝関係諸資料のエピソード別出典要覧」森章司・岩井昌悟と共著(『モノグラフ』第3号 平成12年9月)
「由旬(yojana)の再検証」森章司と共著(『モノグラフ』第6号 平成14年10月)
「摩訶迦葉(Mahākassapa)の研究」森章司と共著(『モノグラフ』第9号 平成16年5月)
「Mahāpajāpatī Gotamī の生涯と比丘尼サンガの形成」森 章司と共著(『モノグラフ』第10号 平成17年4月)
「提婆達多(Devadatta)の研究」森章司夫と共著(『モノグラフ』第11号 平成18年10月)
「Visākhā Migāramātā 関係資料」岩井昌悟・カタプンニョー比丘と共著(『モノグラフ』第12号 平成19年4月)
「コーサンビーの仏教」森章司と共著(『モノグラフ』第14号 平成21年5月)
カタプンニョー比丘(Bhikkhu KATAPUÑÑO)
(研究補助者)
1979年、タイ国チャイナート県生まれ。俗名はチャイトンディー・プラマハチャッポン。1996年、チェンマイ大学工学部在学中に沙弥として出家し中退。1999年、比丘として得度。2000年、マハーニガーイ派のタンマガーイ寺から派遣 されて来日し、2002年に東洋大学文学部入学。2013年東洋大学大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程修了。現在、東洋学研究所の奨励研究員。博士(文学)
<この研究に関連する論文・資料集>
「Visākhā Migāramātā 関係資料」岩井昌悟・本澤綱夫と共著(『モノグラフ』第12号 平成19年4月)