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このホームページは「原始仏教聖典資料による釈尊伝の研究」と題する研究の成果を、不定期の逐次刊行物として発行している「モノグラフ」(特定の問題を専門的に取り扱った研究論文集)に発表したすべての論文と資料集の一部、ならびにこの研究に関わる未刊行の現地調査報告と他機関の紀要類に発表した論文を電子データとして公開したものです。
「原始仏教聖典資料による釈尊伝の研究」というのは、お釈迦さまの生涯と阿難や舎利弗・目連、摩訶迦葉、提婆達多などの仏弟子たちの生涯、ならびにそのサンガ(教団)の形成史を、原始仏教聖典のほかに注釈書文献なども参照しながら明らかにしようとする研究で、宗教法人立正佼成会の一機関である中央学術研究所の事業の一端(委託研究)として、森章司を研究代表者とする数人の研究者グループによって、平成4(1992)年に始められたものです。このメンバーについては「著者プロフィール」をご参照ください。
ここにこの研究に係わる「釈尊」「原始仏教」「釈迦仏教」「大乗仏教」「原始仏教聖典」「パーリ語原始仏教聖典」「漢訳原始仏教聖典」「注釈書文献」「仏伝」「釈尊のサンガ」「仏弟子たちのサンガ」などの基礎的な術語と、この研究の「研究方法」の解説をしておきます。